「執着恋愛」と言う言葉があります。
文字通り、パートナーに依存して「この人しか居ない」と思うことで精神的、肉体的に束縛してしまったり、逆に自分では離れられなくなったり、場合によっては最悪の結果を招くこともあります。
今回は、恋愛において最も手放すのが難しい「執着心」はどんな感情なのかを見ていきましょう。
「執着心」ってどんな気持ち?
「執着心」と聞いて最初に何を思い浮かべるでしょうか?
小さい頃大切にしていたぬいぐるみを大人になってからも捨てられない、とか、着なくなった洋服もつい取っといてしまう、とか、そういうことを想像した方も居るかもしれません。
「好きなもの」や「好きな人」「好きな事」と言うのは、誰だってそれから離れたいとは思いませんよね。
大切な友人と会っている時間だったり、恋人とデートをしている時間だったり、ずっと続けばいいのにな、と考えながら過ごしていると思います。
「執着心」はそんな幸せな気持ちからも生まれます。
1.「幸せ」を手放したくない
パートナーに執着してしまう心理として、「幸せな時間を手放したくない」と言うものがあります。
一人で家に帰って、誰も居ない部屋でご飯を食べて寝て、起きて仕事や学校に行く。
そんな毎日の中でパートナーや友人と会う時間と言うのは「独りぼっち」の時間を埋められる楽しい時間ですよね。
もしそれを失ったら、と考えるととても怖くなると思います。「執着心」はそんな「怖い思いをしたくない」と言う気持ちから生まれてきます。
好きだからこそ「好きで居てもらうためにはどうしたら良いのか」を考え始めるんです。
「常に誰かと繋がっていたい」と思うことは誰にでもあります。悲しい時に話を聞いて欲しい、寂しい時に一緒に居て欲しい。それは当たり前の感情であり、全くおかしい事ではありません。
では、ここに「執着心」をプラスするとどうなるか。
「私が悲しい時に一緒に居てくれない。私の事が嫌いなのかもしれない」
こうなります。相手はそんな事を一言も言っていないのに、勝手にそう言う思考回路になってしまうのです。
例えば仕事が忙しくて返事が遅れるかもしれない、と事前にパートナーが伝えていたのに「返事がいつもより遅い、私の送ったメッセージが良くなかったんだ」と悲観的になったり、不安からしつこく連絡を取ってしまったりします。
このパターンが一番身近で多いかもしれませんね。
2.「相手」を手放したくない
誰しも好きになった相手に対して「この人とずっと一緒に居たい」と思うものですよね。
「ずっと一緒に居たい」と言う気持ちだけならまだ執着とは言えませんが、「この人じゃないとダメ」となった時、恋愛から執着恋愛になってしまいます。
自分にとって唯一無二の存在なのに、居なくなってしまったら大変です。そう考えた時次にどんな行動に出るのか。
「相手に尽くす」と言う行動が始まります。何でも相手の言うとおりにして、わがままも自己主張も言わず、「相手に気に入られる為の行動」をとるようになるのです。
でも、そんな事を考え始めたら精神的に参って来るのでは?と思う人も居るかもしれません。
思わないんです。「恋愛脳」と言うのは「PEA(フェニルエチルアミン)」という脳内物質の影響を受けて快楽物質が活性化することで「幸福」をより感じるようになっている状態を指します。
相手に尽くすことでこの快楽物質が分泌されたら目の前の恋愛以外見えなくなってしまい、たまにふと我に返る事はあっても、すぐに元に戻ります。
そうなると周りからの助言も耳に入りません。何とかパートナーを引き留めておかなければ、と言うことばかり考え、それしか見えなくなるのです。
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見返りを求める
「こんなにしてあげてるのに」と思ったことはありませんか?
「執着心」は、こう言った「見返りを求める」所からも出てきます。相手の事が好きで、尽くして、でも別れを告げられてしまった。
そんな時「こんなに尽くしたのに」と言う気持ちが生まれます。
しかし、よくよく考えてみましょう。相手は「尽くしてくれ」と頼んでいたのでしょうか?
無論そう言うパートナーと出会うこともあるでしょう。いわゆる「俺様系」と言うタイプですね。そう言うタイプが好きになる女性も居ますし、逆もあり得ます。
「私がこんなに尽くしたんだから、見返りとして一緒に居るべきだ」
「俺がこんなに尽くしたんだから、見返りとして言うことを聞くべきだ。」
こう言った考え方は買い物をしてお金を払うのと同じで、恋愛ですらなくなってしまいます。
相手の気持ちや現状を尊重せず、自分の気持ちばかりを押し付けていませんか?
「こんなにしてあげている」と言うのは「している側」が好きでやっていることで、相手がそれに見合った「お返し」をしてくれるとは限りません。
それに気が付いた時、盲目的に相手に尽くしていた気持ちが一歩冷静になるかも知れませんね。
4.過去のトラウマや環境
恋愛において執着心が強くなってしまう人の心理には、過去に体験したトラウマや育ってきた環境なども影響します。
例えば、付き合っていた彼氏が浮気をしてフラれてしまった、「〇〇が出来ない人はモテない。あなたを誰も好きにならない」と言った否定的な言葉をたくさん聞いて育ってきたなど、恋愛だけでなく自尊心や自信と言ったものを持てないまま恋愛を始めてしまった場合、「いかに相手に飽きられないか」ばかりを気にして「この人しか居ない」と言う心理に陥りがちです。
「相手にどう思われているのか」を過剰に気にするあまり、少し素っ気なくされると不安になる、言いたい事があるのに何も言えない、などの悪循環に陥って関係性のバランスが崩れていきます。
外因的な事象が原因の場合、相手に執着してしまう気持ちをコントロールするのはとても難しいので、パートナーと二人で協力しながら少しずつ克服していくことが大切になるでしょう。
抜け出す為には
恋愛においてどうしても執着心が強くなってしまう人は、同時に「このままではいけない」と気が付いている場合もあります。
「不倫は悪い事だと分かっているけど、彼の事が好きだからやめられない。」
「遊ばれていると分かっているけど、いつか本気になってくれるかもしれない。」
こういった「好意」に対する「ポジティブさ」を持ち続ける限り、執着心を手放すことはほぼ不可能です。
では、どうすれば良いのか。以下の点をまずは試してみましょう。
①「執着心」がどこから出てきたのかを分析する
②過干渉にならず、一定の距離を取る
③「自分だけの時間」を作る
まずは相手に対する「好意」に対して、その出発地点を見つけることが大切です。
どうして好きになったのか、を見つめ直した時、「相手の顔」「相手の職業」「相手の声」など必ず要因があるはず。
そして、本当に「唯一無二の相手」であるのかどうかを冷静に振り返ってみましょう。もしかしたら「唯一無二の相手にしてしまっている自分」に気がつくかもしれません。
また、相手に対して過干渉になる事をやめてみましょう。特に用がないのに頻繁に連絡を入れたり、返事がない事に過度に不安になったりと言ったことは「いったん止めてみる」事で落ち着くこともあります。
予め予定を聞いておいて、返事が難しそうな時間帯や日にはあえて連絡をしない、と言うことでもOK。「返事が来ないかも」と分かっているのにメッセージを送ってしまうから、「返事が来ない」と不要な不安に煽られたりすることは少なくありません。
「自分だけの時間を作る」と言うことも大切です。相手の為に費やしていた時間を、自分磨きや新しい趣味などに使ってみましょう。自己投資でも良いですし、自然の中をただ散歩するでも良いでしょう。
自分の時間が増えることで心身かリフレッシュして溜まっていたストレスや疲労から解放されることは、心にゆとりができる最初のステップです。
まとめ
如何でしたか?
執着心と言うのは、自分が思っているよりも根深く、意外な所から湧き出てきます。
まずは自分と向き合うこと。それから友人や他の人の意見に耳を傾けてみましょう。
相手に対する気持ちが「好き」なのか「執着」なのかをきちんと見極められたとき、見えてくる世界もきっと変わっているはずですよ。
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